日本初公開作品も展示！名古屋市美術館で「カラヴァッジョ展」開催

2019年10月26日(土)～12月15日(日)の期間、名古屋市美術館にて巡回展「カラヴァッジョ展」が開催されます。

カラヴァッジョ(ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ)といえば、西洋美術史における最重要画家。17世紀バロック絵画の創始者でもあることから、宗教画のイメージが強い人も多いのではないでしょうか？

今回は、北海道立近代美術館での展示で更に注目度が高まる「カラヴァッジョ展」の詳細についてご紹介します。

巡回展「カラヴァッジョ展」

「カラヴァッジョ展」は、札幌の北海道立近代美術館(8月10日～10月14日)を皮切りに、愛知県の名古屋市美術館(10月26日～12月15日)、大阪のあべのハルカス美術館(12月26日～2月16日)で巡回展が行われます。

【日程】10月26日(土)～12月15日(日)
【会場】名古屋市美術館
名古屋市中区栄二丁目17番25号(芸術と科学の杜・白川公園内）

【時間】9:30～17:00 ※金曜日は20:00まで
【休館日】毎週月曜日 、11月5日(火)※11月4日(月・休)は開館

【観覧料】
一　般 1,600円
高大生 1,000円
中学生以下無料

【前売】
一　般 1,400円
高大生 800円

展示の内容

カラヴァッジョ作品が日本に集結するのは、2016年に国立西洋美術館で展覧会が行われて以来。 今回は日本初公開の3点を含む約10点が展示されるのがポイントです。

既存作品が少なく、祭壇画などの移動不可能な作品が多いことから、イタリア国外への貸出は非常に厳しいと言われるカラヴァッジョ作品。

カラヴァッジョに影響を受けた画家「カラヴァッジェスキ」たちの作品約30点も展示されるので、貴重な作品の数々が観られるこの機会をぜひお見逃しなく！

章構成

第1章　1600年前後のローマにおけるカラヴァッジョと同時代の画家たち
第2章　カラヴァッジョと17世紀のナポリ画壇
第3章　カラヴァッジョ様式の拡がり

日本初公開作品

日本初公開の3点のうち1点《病めるバッカス》は札幌展のみ展示となっています。 名古屋では見ることができないので、あらかじめご注意ください。

《病めるバッカス》※札幌展のみ展示

そのほかの注目作品

《執筆する聖ヒエロニムス》※大阪展のみ展示

関連イベントも多数開催！

入場は無料ですが、聴講には展覧会観覧券(観覧済みの半券も可)が必要です。

【場所】名古屋市美術館 2階講堂

記念講演会①「カラヴァッジョ－時代の申し子あるいは挑戦者－」

【日時】10月26日(土)14:00～(約60分)
【定員】180名(先着順、13:30に開場し、定員に達し次第締切)

記念講演会②「カラヴァッジョと斬首」

【日時】11月10日(日)14:00～(約90分)
【定員】180名(先着順、13:30に開場し、定員に達し次第締切)

ヤマザキマリ氏記念講演会「とっておきイタリア美術」

【日時】11月14日(木)13:00～(約60分)
【定員】150名(※往復はがきによる事前申し込み。)

展覧会解説

【日時】11月23日(土・祝)14:00～(約90分)
【定員】180名(先着順、13:30に開場し、定員に達し次第締切)

グッズを手に入れて展覧会の余韻に浸ろう！

・図録(A4判、240ページ)　2,500円(税別)
・一筆箋　463円(税別)
・A6ノート　463円(税別)
・トートバッグ　926円(税別)
・イタリアンオリーブスナック(イタリア製)　1,112円(税別)

コラボグッズ

カラヴァッジョ展 では、「テルマエ・ロマエ」の著者ヤマザキマリさん(カラヴァッジョ展 ナビゲーター)と、田辺誠一さん(カラヴァッジョ展 音声ガイドナレーター)の2人とコラボ。

2人が描いたカラヴァッジョのイラストを使用したコラボグッズが販売されるので、ファンは要チェックです！

・A4クリアファイル 全2種　371円(税別)
・アクリルキーホルダー 全2種　700円(税別)

期待が高まる名古屋市美術館での開催

北海道立近代美術館での開催では、カラヴァッジョの作品2点と彼から影響を受けた周辺作家作品6点がイタリア側の事情で到着が遅延して、最終的に合計8点が展示を断念することとなりました。

北海道では観覧することができなかった作品があるだけに、名古屋市美術館での開催に多くの人が注目する「カラヴァッジョ展」。

西洋絵画に興味のある人は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか？

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