徳川美術館・蓬左文庫開館90周年記念 秋季特別展「尾張徳川家 名品のすべて」開催

2025年9月13日(土)～11月9日(日)の期間、名古屋市東区にある徳川美術館にて、徳川美術館・蓬左文庫開館90周年記念 秋季特別展「尾張徳川家 名品のすべて」が開催されます。

この特別展では、尾張徳川家に伝わる家康の遺産などを見られるのが特徴です。

今回は「尾張徳川家 名品のすべて」で展示される作品についてご紹介します。

「尾張徳川家 名品のすべて」

秋季特別展「尾張徳川家 名品のすべて」は、徳川美術館・蓬左文庫開館90周年を記念して開催される展覧会です。

展示されるのは、名古屋城を居城とした御三家筆頭・尾張徳川家に伝わる家康の遺産や大名道具、蔵書など。 近代以降に加わった文化財もみることができます。

また、会期が前期と後期に分かれていて、展示替えが行なわれるのもポイント。 どちらも観覧したい方は、日程を確認しておきましょう。

【会期】2025年9月13日(土)～11月9日(日)
＜前期＞9月13日(土)～10月13日(月・祝)
＜後期＞10月15日(水)～11月9日(日)

【開館時間】10:00～17:00(最終入館は16:30)
【休館日】月曜日(祝日・振替休日の場合は翌平日)

【会場】徳川美術館・名古屋市蓬左文庫展示室
(愛知県名古屋市東区徳川町1017)

【観覧料】
一　般　1,600円
高大生　800円
小中生　500円
※土曜日は高校生以下無料。

展示内容

名品1　家康からの贈り物
――「駿府御分物(すんぷおわけもの)」

展示品 一例

・重要文化財　紫地葵紋付葵の葉文辻ケ花染羽織　徳川家康着用　桃山・江戸時代16～17世紀　徳川美術館蔵(前期:9/13～10/13)

名品2　暮らしの中の一流の品々
――尾張徳川家伝来の大名道具

展示品 一例

・銀溜白糸威具足　徳川義直所用　江戸時代19世紀　徳川美術館蔵
・重要文化財　長生殿蒔絵手箱　鎌倉時代13～14世紀　徳川美術館蔵
・重要文化財　豊国祭礼図屛風　岩佐又兵衛筆　六曲一双の内 左隻　蜂須賀家伝来　江戸時代17世紀　徳川美術館蔵(後期：10/15～11/9)
・重要文化財　花鳥七宝繋文密陀絵沈金御供飯　琉球16～17世紀　徳川美術館蔵
・千利休竹茶杓　銘 泪　大名物　古田織部・徳川家康ほか所用　桃山時代・16世紀(前期：9/13～10/13)

名品3　知の宝庫
――日本屈指の大名文庫「御文庫(おぶんこ)」

展示品 一例

・張州雑志　内藤東甫編　百冊の内(部分)江戸時代18世紀　名古屋市蓬左文庫蔵

名品4　未来へ託す文化
――近代の購入品、寄贈品

展示品 一例

・重要文化財　黒織部筒茶碗　銘 冬枯　岡谷家寄贈　江戸時代17世紀　徳川美術館蔵

大名家の遺産を″日本の財産”、そして″世界の財産”へ

関連企画

秋季特別展「尾張徳川家 名品のすべて」では、関連企画として土曜講座などが開催されます。興味のある方はぜひチェックしてみてください。

土曜講座

①道具帳から辿る道
②蓬左文庫　名品のすべて
③尾張家伝来　江戸絵画の華

日時：①9月20日(土)
②9月27日(土)
③10月4日(土)
各日 13:30～15:00
会場：講堂
受講料：無料
※入館料は必要となります。
定員：各90名

尾張徳川家に伝わる名品を鑑賞

徳川美術館・蓬左文庫の開館90周年を記念した、秋季特別展「尾張徳川家 名品のすべて」。

今回は日本の美と知の結晶を一堂に紹介する内容となっているので、文化継承の歩みに思いを馳せながら鑑賞することができそうです。

受け継がれてきた名品の数々を、ぜひその目で確かめてみてください。

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