
地域に根付いた芸術作品と出会える「清須市はるひ美術館」
名だたる戦国武将のなかでも群を抜いて人気の武将といえば織田信長。 その彼が天下取りの起点としたのが愛知県清須市にある「清洲城」です。
清須市には清洲城をはじめ、尾張平野最大の遺跡「朝日貝塚」、宿場町である清洲宿として栄えた名残など歴史資源が数多く残っています。
そんな歴史溢れる清須市には「清須市はるひ美術館」という美術館があります。 規模としてはかなり小規模ですが、さまざまな魅力的なアートと出会える美術館として市民を中心に多くの人から愛されています。
一体どんな美術館なのか順にご紹介していきます!
清須市はるひ美術館
「清須市はるひ美術館」は、「はるひ夢の森公園」「清須市立図書館」と併せて、「清須市夢広場はるひ」と称された清須市の重要な施設となります。地域に親しまれる文化の発信地として1999年4月にオープンしました。
地域に根付いた清須ゆかりのある作家の作品の展示や、新たな才能の発掘・育成を目指した公募展「清須市はるひ絵画トリエンナーレ」を開催し続けるなどオリジナリティ溢れる独自の路線を歩み続けています。
どんな作家さんの作品があるの?
「清須市はるひ美術館」の収蔵作品は、旧春日村村長・星野逸朗が収集した作品や、郷土ゆかりの作家の作品などが中心となります。誰もが知るような有名どころの作品はあまりありませんが、その分ほかの美術館では観られないような作品に出会えるなど玄人向けと言える美術館かもしれません。
どんな作家さんの作品があるのかその一部に触れたいと思います。
岡田徹(1914~2007)
1914年名古屋生まれの画家。当時ヨーロッパから日本に入ってきたシュルレアリスム(超現実主義)に魅了され、それに影響した多くの作品を残しています。また戦争体験を通じたメッセージ性の高い作品も描き続けており、「緑の作品」「天使」「カラス」「原爆」「星の夜」などがその代表作です。
上田暁子(1983~)
1983年長野県小諸市生まれ。 清須市はるひ美術館では「清須市はるひ絵画トリエンナーレ」にて大賞を獲得し、「世界は大きな花束でもある」という名の個展も開催しています。日常の中に溢れるリアリティーを描き続けており、ナチュラルな美しさを感じる作品が多くあります。
清須市はるひ美術館に収蔵されている作品は「みおくる」「泳ぐ街」「世界は大きな花束でもある」など。
青山ひろゆき(1977~)
1977年福島県会津若松市生まれ。 母校である東北芸術工科大学美術科洋画コースの准教授として後進の指導にあたる一方で、個展やグループ展も各地で開催しており、常に新しい作品を生み続けている。キャンディーやラムネ、天使などをモチーフにしたカラフルでポップな作品が彼の真骨頂。かなりインパクトがあり一度見るとその世界に引き込まれてしまいます。
清須市はるひ美術館に収蔵されている作品は「お気に入りの場所mini」「dream」。
倉光博之(1911~2007)
1911年岡崎市生まれ。 東京美術学校(現在:東京藝術大学)で芸術について学び、日展を中心に活躍した日本画家。実は春日村の村長だった星野逸朗とは旧知の仲であり、その縁もあって当館へは作品群「星野逸朗コレクション」として非常に多くの作品が寄贈されています。 花や鳥、風景画などの自然を描いた作品に定評がありました。
清須市はるひ美術館に収蔵されている作品は「森の造型」「鶴の巣篭り」「菊」「花菖蒲」など。
清須市はるひ絵画トリエンナーレ
1999年の開館から継続して行われ続けている「清須市はるひ絵画トリエンナーレ」。 3年に一度開催される絵画の公募展です。新進アーティストの登竜門としてすっかり浸透しており、この企画をきっかけに一皮破れ、世に羽ばたいていったアーティストも数知れません。
第9回目の開催となった前回は過去最多となる637名のべ1261点もの作品が集まりました。その時の大賞を見事獲得したのは、田岡菜甫さんの作品「遠吠え」。
ちなみに次回開催は予定通りなら2021年に記念すべき第10回清須市はるひ絵画トリエンナーレが開催されます。開催されるたびに作品の総数も、レベルも上がっているだけに期待値が自然に高まりますね!

絵画だけでなく絵本や挿絵、デザインも堪能できる美術館「刈谷市美術館」
ココもポイント!
清須市はるひ美術館がある愛知県清須市春日は、2009年10月のの清須市編入までは、春日町という町でした。この春日町はその当時、日本一面積が小さい町として知られていました。また当然ではありますが愛知県一面積が小さい自治体でもありました。EVENT DATA
清須市はるひ美術館 施設情報
- 期間
- 【休館日】
月曜日(祝日の場合は翌平日)
12月29日~1月3日
- 場所
- 清須市はるひ美術館
(愛知県清須市春日夢の森1番地)
- 金額
- 【収蔵作品展 入場料】
一般(高校生以上) 200円
中学生以下 無料
※特別展・企画展については料金が異なります。
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