http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/000213297.htm

ポスター作家サヴィニャックの展覧会「サヴィニャックパリにかけたポスターの魔法」

公開日：2018/07/02 （最終更新 2018/07/08）

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三重県津市にある三重県立美術館にて、6月30日（土）から9月2日（日）まで展覧会「サヴィニャックパリにかけたポスターの魔法」が開催されます。
フランスを代表するポスター作家レイモン・サヴィニャック(1907‐2002) の国内過去最大となる展覧会で、巡回展として三重県にやってきます。サヴィニャックは、商業的なポスターをアートとして認知度を高めた第一人者です。彼の作品は、ポップでキャッチーな作品が多いので、一度見たら忘れられないくらい印象に残ります。
なので、サヴィニャックの名前は聞いたことがなくても、知らない間に彼の作品を目にしているという方も多いのではないでしょうか。

レイモン・サヴィニャック

1907年芸術の都フランス・パリに生まれる。独学でデザインを学び、1935年からカッサンドルの設立した「アリアンス・グラフィック」でカッサンドルの指導のもとポスターを描き始める。彼の名を一躍有名にした代表作といえば、1948年に発表した「牛乳石鹸モンサヴォン」だ。以後も、商業ポスターを中心に作品を描き続け、それらの商業ポスターは今日のフランス文化の一部をなしている。作品の特徴としては、シンプルながらユーモアと洒落のきいた作風。

みどころ

本展では、サヴィニャックの出世作である「牛乳石鹸モンサヴォン」をはじめ、ポスターや原画200点あまりが並びます。一見可愛くてほっこりしちゃうような作品ばかりですが、よく見ると皮肉や、風刺など彼らしい洒落のきいたブラックユーモアが織り込まれています。ぜひ、そのあたりにも注目して、じっくりと鑑賞しましょう！また、彼の作品と一緒に当時のパリの景観写真、原画や資料、遺品等もあわせて展示され、貴重なお宝の数々も観ることができます。