食用サボテンの直売所！愛知県春日井市の「後藤サボテン」

愛知県春日井市と言えば、サボテンの実生栽培(種から育てる栽培方法)で日本一として知られるエリア。20年以上にわたって毎年4月に開かれる「サボテンフェア」や、サボテンをモチーフにしたご当地キャラクター「春代」「日丸」「井之介」の銅像がＪＲ勝川駅前で見られるほど、地域全体でサボテン栽培を盛り上げている様子がうかがえます。

なかでも、愛知県春日井市桃山地区は、サボテン栽培のなかで特に難しいとされる、種から育てる栽培方法・実生栽培の生産量において、全盛期には全国シェア8割を占めるほどの知る人ぞ知るサボテンの産地です。そんな同区にあり、サボテンの卸売業を営む「有限会社 後藤サボテン」では、サボテンをはじめとした多肉植物のハウス直売や、団体向けの“寄せ植え体験”といったイベントを行っています。

後藤サボテン

住所：愛知県春日井市桃山町1-122-3

時間：9:00～12:00　13:00～17:30(土曜・祝日は16:00)

※冬期のハウスの見学は日没まで。

定休日：日曜（土曜不定休）

※小売希望の方は月曜、または木曜～土曜日(不定休)にお越し下さい。

※火・水曜に小売を希望する場合は事前にメール(info@sabo.co.jp)・電話(0568-81-7467)で要問合せ

サボテンは見てよし！食べてよし！

サボテンと言えば、“初心者でも育てやすい植物”として、観賞用として楽しむイメージが一般的ではないでしょうか。

乾燥や寒暖の差といった厳しい環境に負けないように強い生命力を持ったサボテンはほかの野菜や果物に勝るとも劣らない豊富な栄養素を秘めた、スーパーフードとしても注目がされています。

サボテンの歴史は古く、メキシコをはじめとする中南米地域では“ノバル”の名で古代アステカ時代より現代まで、健康野菜として多くの人の健康を支える食材として親しまれ続けてきました。

「ノパル」はカルシウム、カリウムなどの豊富なミネラルや、17種のアミノ酸、ビタミンC,ビタミンB,ビタミンB2などの栄養素をバランス良く含み、水溶性食物繊維とリグニンという不溶性食物繊維の両方の食物繊維が含まれることによる整腸作用や、食事中に摂取した余分な脂肪分の排出、さらには強い満腹感があるのに加えて、低カロリーであることからダイエットに向いているスーパーフードともと言われています。

近年の研究では、糖尿病や二日酔い、動脈硬化の予防、アンチエイジング、日焼けによる肌へのダメージを予防する効果もあるとされています。

「後藤サボテン」では、メキシコ生まれの“ノバル”を、春日井市を代表する野菜として生産をしてきたいという思いから、2011年に専用のハウス「春日井ノパル生産農場」を建設し、全国に発信できるように生産体制を整えたそうです。事業者への卸売販売だけでなく、事前に公式ＨＰから購入希望の連絡をすれば個人でも買えるみたいなので気になる方は問い合わせをしてみるのもいいかもしれませんね。

また、楽天市場でも「サボテン・多肉植物専門店 SabotenStyle」というオンラインショップも開いており、食用サボテン「春日井ノパル」や、加工品の「仙人掌茶(さぼてんちゃ）」といった加工品の販売も行っているそうですよ。

“見てよし！食べてよし！”のサボテンですが、「後藤サボテン」を訪れる際は食用サボテンをぜひ試してみてはいかがでしょうか？

飛行機のテーマパーク「あいち航空ミュージアム」にも行ってみたい！

イチローの記念館「i.fain(アイ・ファイン)」にも訪れたい！