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日本唯一!歌川広重の名を冠した美術館「東海道広重美術館」 http://tokaido-hiroshige.jp/

日本唯一!歌川広重の名を冠した美術館「東海道広重美術館」

2021年に全国公開が予定されている映画「HOKUSAI」。世界中の芸術家に影響を与えた江戸時代の浮世絵師「葛飾北斎」の生涯を描いた作品だ。しかしもう1人、忘れてはならない日本を代表する浮世絵師がいる。そう、歌川広重その人である。

東海道広重美術館

東海道の宿場町「由比宿」の本陣跡地である、由比本陣公園内に平成6年に開館したこの美術館。江戸時代の浮世絵師・歌川広重の名を冠した、日本で最初の美術館。“広重・東海道三役”と異名をとる「東海道五拾三次」の「保永堂版」、「隷書東海道」、「行書東海道」をはじめ、晩年の傑作との呼び声高い「名所江戸百景」など、広重が最も得意とした風景版画の名品を中心に約1,400点を展示している。

歌川広重とは?

歌川広重は江戸時代に活躍した浮世絵師。その代表作とえば、都と江戸を結ぶ東海道を題材にした作品「東海道五十三次」だろう。都から江戸への街道「東海道」でみられる景色や、江戸の人々の生活風景を躍動的に、見事に描いて見せたその作品は、ゴッホをはじめとしたフランス印象派にも大きな影響を与えたともいわれている。

広重の浮世絵の魅力

フランスをはじめ、世界的にも評価の高い広重の浮世絵。その代名詞とされるのが「広重ブルー」を使った美しい風景画は、芸術に関心のない人々の心までも掴んで離さない。この「広重ブルー」は、1700年ごろにドイツで誕生した藍色が、時を経て日本に伝来。それまでは、植物を原料とした青色が主力。しかし、透明感はあったものの深みを表現するのは難しかったんだそう。それに比べこの藍色は、どちらかといえば墨に近く、濃い青はもちろん、薄めて使えば透き通る青さも出すことができたため、表現の幅が一気に広がったとも言われている。

浮世絵に描かれているモノにも注目

さて広重の作品を見る際、「広重ブルー」だけでなく、そこにどんなものが描かれているのかにも注目して欲しい。随所に整備された道や橋、河川、港等のインフラや、そこで活動する町民たちが描かれており、江戸時代の日本がどんな生活をしていたのか、どんな経済活動をしていたのか見ることができるのだ。

芸術としての観点で見るのは当然だが、「歴史資料」としても歌川広重の作品は非常に高い価値があるのだ。

主な収蔵作品

歌川広重 「東海道五拾三次之内」(保永堂版)
歌川広重 「東海道五拾三次」(狂歌入東海道)
歌川広重 「東海道五十三次之内」(行書東海道)
歌川広重「東海道」(隷書東海道)
歌川広重「東海道五十三対」
歌川広重・三代歌川豊国「双筆五十三次」
歌川広重「木曾街道 六拾九次之内」
歌川広重「名所江戸百景」
歌川広重「不二三十六景」  
など

期間限定!企画展示は必見

東海道広重美術館では、期間限定で様々な企画展示も開催されている。この企画展示は、ネットでいう「まとめサイト」のような感じ。広重が描いた3つの東海道シリーズを比較してみたり、浮世絵の中に描かれた「変わった格好の人」や「動物」、さらに密かに描かれた「宣伝広告」や「ヒット祈願」などの隠し要素を探すイベントなど、しっかり楽しめる内容になっている。年間スケジュールは決まっているので、こちらは公式HPでチェックしよう。

見るだけじゃない!

普通の美術館なら、芸術作品を見て終わりだが、さすがは東海道広重美術館。学芸員によるトークイベントや、版画体験ができるワークショプをはじめ、月替りで様々な催しも開催されており、楽しみは数倍に!オススメはトークイベント。芸術的側面と歴史的側面など、学芸員さんの話を聞いた上で見る作品は、また見え方が違ってくるはず!

月ごとに、どんなイベントが行われているかは公式HPをチェックしよう。また、参加には予約が必要なので合わせてチェックだ。

アクセス

住所:静岡県静岡市清水区由比297-1

公共交通機関を利用

JR東海道線「由比駅」下車、旧東海道を東へ直進、徒歩25分
またはタクシー5分

車を利用

無料駐車場 21台有。
※美術館横に車椅子使用者用駐車場2台有
※無料駐車場は、旧東海道沿い、本陣公園入口から静岡方面に約150m

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ココもポイント!

東海道広重美術館があるのは由比本陣公園。この場所は「由比宿」といって日本橋から十六番目の宿場。道沿いには、江戸時代の面影を残す所が数多くありそういった建物も魅力のひとつ。明治天皇がご小休された離れ座敷を復元した「御幸亭」では、茶室や水屋などを備えた伝統的な和風建築を体感することができる。

EVENT DATA

東海道広重美術館 施設情報

期間
【休館日】
毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)、年末年始(12/28〜1/4)
場所
東海道広重美術館
(静岡県静岡市清水区清水区由比297−1)
金額
入館料
一般520円(410円)/大学生・高校生310円(250円)
中学生・小学生/130円(100円)
未就学児は無料
公式サイト

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