美しい邸宅で素敵なひと時を♡ジョサイア・コンドル設計の『六華苑』に行こう!
地方に唯一現存するコンドルの住宅作品『六華苑』をご紹介
三重県桑名市にある美しい建物『六華苑』(※)。
和館と洋館が渡り廊下で繋がった美しい景観のこの建物は、日本の近代建築の父とも呼ばれたイギリス人建築家“ジョサイア・コンドル”氏によって設計されたもので、国の重要文化財、国の名勝に指定されています。
※旧諸戸清六邸
ジョサイア・コンドルといえば鹿鳴館やニコライ堂、2009年にレプリカとして再建された三菱一号館などの建物を手掛けたことで知られています。
教授として工部大学に就任したころは、現在は犬山市の明治村にある日本赤十字病院や、京都国立博物館、新宿御苑などを設計した片山東熊、そして神奈川の赤レンガ倉庫、半田市の半田赤レンガ建物の設計したことで知られる妻木頼黄にも教えていたそうですよ!
コンドル氏の建物は東京・神奈川に集中していますが、この『六華苑』は地方に唯一現像するコンドル氏の住宅作品。
洋館の鮮やかなブルーの外壁や、庭園の美しさなど、どこを切り取っても美しい『六華苑』は、一度訪れたら心に残る人気の観光スポットです!
建築が好きな方はもちろんのこと、芸術に関心がある方、そして桑名へ観光で訪れる方は、一度『六華苑』へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
美しい佇まいの建物に思わず感動してしまうかも!?
本記事では六華苑の見どころやアクセス、入館料などをご紹介。
施設情報をチェックして、三重県内のお出かけを楽しんじゃいましょう!
六華苑とは
『六華苑』は、大正2年に二代諸戸清六の邸宅として創られました。
六華苑は、4層の塔屋を持つ木造2階建てで、洋館、和館、蔵、池泉回遊式庭園などがあります。
渡り廊下で和館、洋館は繋がっており、和洋の調和がとれた六華苑は、明治・大正期を代表する美しい建物です。
諸戸家について
諸戸家は、現在の桑名郡木曽岬町で代々庄屋をつとめていた家でした。
江戸時代末期、清九郎の代の時に塩の売買で失敗をし、諸戸家は多額の負債を抱えてしまいます。
この清九郎の長男である清六は、父の死後、18歳の時に桑名で米穀業を営み、大成功をおさめます。
明治維新の後も、新政府高官、三菱財閥の知遇を受けて事業を拡大し、諸戸家は日本一の大地主となります。
大地主となっただけでなく、清六は当時の飲料水事情が良くなかった桑名の地に、私財を投じて上水道を引き、一般市民に開放するなど、桑名の発展にも貢献しました。
この清六が死去すると、諸戸家は2つの家に分けられました。
家は次男の清太が相続し、東京にいた四男の清吾は桑名に呼び戻され、二代目の清六の名前を襲名し、家業の山林経営を継ぐこととなりました。
やがて二代目の清六が結婚し、当時建築界の重鎮であったコンドルに新居の設計を依頼し、六華苑が完成したのです。
見どころはココ!『六華苑』のポイントをご紹介
1.建築美を堪能!洋館・和館で構成された美しい邸宅を見よう
入口(長屋門)から進むと、六華苑の鮮やかなブルーの美しい洋館が目に飛び込みます。
六華苑は洋館・和館で構成されていますが、渡り廊下でつながっており、和洋の調和のとれた景観がとても美しい建物です。
特に洋館は六華苑を象徴する建物でもありますので、是非記念写真を撮ってくださいね!
建物には内玄関棟から入り、じっくりと洋館と和館を見て回りましょう。
洋館では、階段の手すりにハート矢印模様の装飾が見つけられ、他にもハートをモチーフにした装飾が館内に施されています。オシャレですよね!
また、1Fの車寄せのドアにはめ込まれたステンドグラスも注目ポイント。
こちらは戦争時に破損してしまったものを改修したものとなりますが、当時の装飾の美しさをそのまま体感することができます。
2Fに上がると、書斎の奥側にサンルームがあります。
このサンルームは建築家のコンドルがこだわって設計したといわれている部分で、明るい日差しが差し込みとても気持ちの良い場所です。
眺めも最高ですよ!
洋館と繋がる和館は、主に来客用の座敷として使用されてきました。
日本庭園が一番よく見える場所で、ゆったりとした時の流れが贅沢に感じられます。
離れ屋は昭和13年に建てられた仏間で、諸戸家と深い関わりのあった茶匠・松尾宗吾が監修したもの。
離れ屋では特徴的な曲線の無双窓がありますので、是非見てくださいね。
建物を出たら、庭園の芝生広場に出てみましょう。
ここからは、洋館と和館がつながっている様子をとてもよく見ることができます。
グループで訪れた際は、建物の外観を背景に記念写真を撮るのもおすすめですよ!
2.カフェで六華苑での思い出がより特別なものに!
建物内のロビーには、一席400円で季節の干菓子がセットになったお抹茶を頂くことができます。
美しい建物の中で頂くお茶は格別!
より六華苑の魅力を体感することができそうですね。
六華苑に訪れた思い出が、より一層特別なものとなりそうです。
建物を巡った休憩にも、是非利用してみてくださいね。
3.館内でレッスン♪講座などのイベントも開催
館内の会議室では、イベントや講座も開催しています。
講座は絵手紙レッスンなどのほかワンデイレッスンが開催。
六華苑でレッスンだなんて最高に贅沢ですよね!
また、毎月開催される「月釜茶会・華道展」は、一般の方も参加できますので、是非公式サイトをご確認の上、ご応募ください。
※イベントスケジュールは公式サイトをご確認ください。
アクセスについて
(三重県桑名市大字桑名663-5)
★公共交通機関を利用する場合
桑名駅東口にある三重交通バス(バスターミナル3番乗り場「長島温泉行き」「市内A循環」「市内B循環」のいずれか)に乗車し、「田町」で下車。バス停から徒歩10分で到着します。
また、市のコミュニティバスKバスを利用する場合は、桑名駅東口から「桑名東武ルート」に乗車し、「六華苑」で下車。(※日曜日は運休)
※桑名駅から歩く場合は約20分となります。
★車でお出かけする場合
東名阪道 長島ICより約15分、伊勢湾岸道路 桑名ICより約15分となります。
※専用の駐車場が完備されています。
六華苑の料金について
一般(高校生以上) 460円
中学生以下 150円
※小学生以下は無料となります。(※保護者の同伴が必要)
上記の料金の他に、年間パスポート「六華苑パスポート」が3,000円で販売されています。※数量限定
プレゼント付きのパスポートなので、頻繁に六華苑へお出かけする方はチェックしてくださいね。
※新型コロナウイルス感染症拡大の影響により中止・延期・営業時間の変動の場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。
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ココもポイント!
六華苑の第2駐車場内には、住吉浦休憩施設があります。ココではアイスまんじゅうの販売の他、レンタサイクルの貸し出しが行われています。
周辺の観光にピッタリですね♪
EVENT DATA
六華苑 施設情報
- 期間
- 営業日につきましては公式サイトをご確認ください
- 場所
- 六華苑
(三重県桑名市大字桑名663-5) - 金額
- 一般(高校生以上) 460円
中学生以下 150円
※小学生以下は無料となります。(※保護者の同伴が必要)
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