「魅せられて」でおなじみ ジュディ・オングの木版画家としての魅力が詰まった展覧会！

「魅せられて」の大ヒットで知られている歌手・ジュディ・オング。
純白のドレスに身を包み、歌っているときに両手を広げる振付がとても印象的で、インパクトがありましたね。
若い世代の方も、懐メロとして見たことがある人が多いのではないでしょうか。
一度観たら、あの振りは忘れられないですね。

そんなジュディ・オングさんは、歌手、そして女優としては広く知られていますが、実は、近年、もうひとつの顔として注目されているのが、木版画家「ジュディ・オング倩玉」としての活動です。知っていましたか？ 25歳で木版画に出会い、その才能を開花。繊細な表現で日展の入選を重ね、2005年には特選を受賞するなど、輝かしい実績を残しています。

そんなジュディ・オングさんの木版画を存分に堪能できる特別展「ジュディ・オング倩玉　木版画の世界　～作家ジュディ・オング倩玉の魅力～」が、名古屋にある古川美術館にて、8月4日（土）から10月8日（月・祝）までの期間開催されます。

古川美術館ではこれまでに3回にわたり、ジュディ・オング倩玉の木版画作品を紹介してきました。４度目の開催となる今回は、日本家屋を題材とした初期作品から日展特選受賞作はじめ、最新作までを通して見える画業の充実、そして彼女が「人生において、いつも共にあった」と語る花の作品をご紹介します。今回の展覧会は、まさに彼女にとって集大成といえる展覧会かもしれません。

さらに、直接の師である井上勝江の作品、そして井上の師匠・棟方志功の肉筆画と書も展示し、ジュディ作品の源流、師の系譜をご紹介します。
棟方志功の肉筆画（倭画）である「神・御説・蓬莱之図」は、テレビ東京系の人気番組「開運！なんでも鑑定団」にも出品されたもので、鶴亀や松竹梅、龍など吉祥の象徴を画面いっぱいに描き、原色の絵の具を多用した鮮やかな色彩が目を引く逸品です。これは一見の価値がありそうですね。

もうひとつの顔、木版画家「ジュディ・オング倩玉」の魅力が所狭しと詰まった展覧会。歌手としてのジュディ・オングしか知らない方は、ぜひ、この機会に会場へ足を運んで、彼女のもう一面を知ってみてはいかがですか。

気になる会場へのアクセス

【電車ご利用の場合】
地下鉄東山線 池下駅1番出口より東へ徒歩3分
地下鉄東山線 覚王山駅1番出口より西へ徒歩5分

【市バスご利用の場合】
池下下車
(金山より)金山11系統／(大森車庫より)幹砂田1系統／(猪高車庫より)池下11系統／(猪子石団地より)茶屋12系統