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六万石!?西尾藩の歴史が学べるスポット「西尾市歴史公園」
愛知県西尾市といえば、日本を代表する「お茶」の産地。近年の世界的な和食ブームにより、西尾のお茶は世界中に輸出され地球規模の人気となっている。しかしながら、西尾の魅力はお茶ばかりではない!その歴史もとっても魅力的!
今回はそんな西尾の歴史を体感できるスポットをご紹介。
西尾市歴史公園
名鉄西尾駅から歩いて15分ほどの場所にある西尾市歴史公園は、西尾のシンボル「西尾城」の一部を復元したスポット。緑に映える本丸丑寅櫓の瓦、数寄屋風の旧近衛邸、趣向を凝らした京風庭園の尚古荘など、心を落ち着かせる風景の中、六万石の城下町を想像してみるだけでも、きっと楽しくなること間違いなし。
西尾城とは?
実は、西尾城の歴史は古く、1221年の承久の乱の戦功により三河国守護に任じられた足利義氏(あしかがよしうじ)が築城した「西条城(さいじょうじょう)」が始まりといわれている。その後、足利氏は「吉良氏」と名を改め、この吉良荘を統治した。そして戦国時代には、城主が牧野成定、酒井正親、田中吉政と入れ代わり、それに準じて城域もどんどん拡大していったという。
そして「西尾城」の基盤となったのが、1585年、家康の命により三河の人夫を挙げて城が築かれたこと。このことは、『三川物語』や『家忠日記』に克明に記されている。そして1601年、本多康俊が西尾二万石の藩主として入城すると、その後も松平氏、本多氏、太田氏、井伊氏、増山氏、土井氏、三浦氏と、次々と城主が入れ替わり、徐々に拡大。六万石の西尾藩にまで成長した。
しかしながら明治維新を迎えると城は天守閣を始め、そのほとんどが取り壊されてしまったという。
見どころ解説①本丸丑寅櫓
西尾城の特色は、天守が本丸ではなく二の丸にあったことだろう。城下に士農工商が混在しており、「総構え(そうがまえ)」といって城下町の周囲を堀と土塁で囲んていたという。本丸丑寅櫓は、その名のとおり本丸の丑寅、北東の隅に建てられた櫓。城内の櫓のうち一番高い建物だった。
見どころ解説②鍮石門
城を見る上で、注目しなければならないのが「門」。西尾城の門は「鍮石門」といって、間口約9m、奥行き約5m、高さ約7mの堂々たる楼門。城主の居所である二之丸御殿に至る表門だった。そして、その名前から扉に真鍮が飾られていたとも言われている。
見どころ解説③旧近衛邸
ここまでは「戦」を彷彿とさせる建物。当時の武将の姿に思いを馳せる、ロマンあふれるものだった。これに対し「旧近衛邸」は、茶の湯文化を伝える建物となっている。京都から移築されたという旧近衛邸は、摂家筆頭として左大臣を務めた近衛忠房に嫁いだ夫人の縁で、島津家によって江戸後期に建てられたもの。
間取りは、書院と茶室からなっている。このような茶室のプロに言わせると、「この六畳の茶室は、床框(とこがまち)がひときわ高く、点前座の奥に床の間を構えた「亭主床(ていしゅどこ)」という特異な構成で、瀟洒な花釘や花明窓(はなあかりまど)が用いられた公家の茶の湯にふさわしい品格を感じさせるもの」なんだという。
素人からすると何のことだかさっぱりだが、要するに当時の要人の使用した品格ある茶室だということだろう。
さらに、この旧近衛邸ではお抹茶のサービスを受けることができる。季節の和菓子が付いて一服400円。書院や縁側から情緒あふれる庭園を眺めながらのんびりしてみるのも一興だろう。
抹茶ラボ 西尾伝想茶屋店
そして歴史めぐりで少し疲れた、そんな時におすすめなのが「抹茶ラボ」という古民家カフェ。西尾の特産、抹茶を使用したおいしいスイーツが楽しめるスポットとなっている。濃厚抹茶のジェラートや、抹茶ラテ、そして女子や子どもが大好きなパフェなどはもちろん、流行中の「ほうじ茶」や季節の果物を使ったメニューなど、お城に併設されたカフェとは思えない超本格派!
歴史に興味がない人でも、こちらの抹茶スイーツは食べておきたいところだ!
まとめ
東海エリアの歴史というと「織田信長」をはじめとした三英傑を連想しがちだが、少し離れたところにも西尾城のような歴史あふれる城下町が存在していた。そんな当時の景色に思いを馳せてみてはいかがだろうか?
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ココもポイント!
西尾城は「再現されたもの」と見て興醒めしてしまった人がいるかもしれない。しかし日本のお城の多くは「復興天守」といって、文献に描かれた絵などをもとに建てた天守閣。場所やデザイン・大きさはその絵に準じているものの「それっぽく作ったもの」に過ぎない。かの大阪城や小田原城も、実は「復興天守」だ。EVENT DATA
西尾市歴史公園 施設情報
- 期間
- 休園日
月曜日(祝日・休日にあたる場合は開館)
12月29日~翌年1月3日 - 場所
- 西尾市歴史公園
(愛知県西尾市錦城町231-1) - 金額
- 入場無料
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